【新入社員向け】Excelのレベル判定で初級~上級を判定!エクスキルをチェックしてみよう

エクセルのスキルチェック表でレベルを判定

MicrosoftのExcelを理解しているかどうかを判断するのは、意外と難しいものです。

「自分のレベルはどのくらいなの?」「周りと比べて十分使えているの?」と疑問に感じたことはありませんか?

特に、会社で上司や先輩から「Excelって使えるよね?」と言われて、不安に感じる新入社員は多いはず。

そんな疑問を解決するために、初級レベル、中級レベル、上級レベルの具体的なスキルリストを紹介します。

また、自分のExcelスキルが100点満点でいくらか判断できるスキルチェック表をご用意しました。

エクセルの初級レベルの具体的なスキル

まずは、Excelの初級レベルといわれる操作・スキルを紹介します。

仕事をする上で、最低限理解しておくべき基礎編といえます。

番号    スキル・操作          関連リンク記事
1データを上書き保存・別の名前で保存する
2セルに数値や文字を入力する
3セルのデータを移動できる
4印刷範囲を調整する印刷範囲を1ページ目に調整する3つの方法。印刷のショートカットキー
5四則演算(+、-、*、/)を使える足し算とSUM関数を使用する方法!『=』を使わない時短テク
6表に罫線を引く罫線の引き方と削除の方法|表に自由自在に線を引くには?
7間違った操作を戻す、やり直す【入門編】元に戻す・やり直すのショートカットキーの使い方
8ファイルにパスワードを設定する書き込み用と読み込み用パスワードの設定&解除方法を手順に沿って紹介
9SUM関数を使える【入門編】足し算とSUM関数を使用する方法!『=』を使わない時短テク
10IF関数を使える【エクセル】IF関数を複数条件で使う方法。OR関数、AND関数、NOT関数と組み合わせる
11AVERAGE関数を使えるAVERAGE関数(アベレージ)で平均値を計算する方法。離れたセルなどパターン別で紹介
12ROUND関数が使える四捨五入、切り上げ、切り捨ては簡単!小数点以下など自由に桁数も調整
13数式で絶対参照と相対参照を使い分けしている絶対参照と相対参照とは?ショートカットキー「F4」で簡単に切替!
14棒グラフ、円グラフを作成する【総集編】棒グラフの作り方。軸ラベルや凡例、間隔などの調整方法などを解説
15図形を挿入する図形や画像に文字を入れる方法。余白や行間の調整、回転、影、変形等の操作
16ワークシートを追加・削除・非表示する【基礎編】ワークシートの各操作を解説。追加、コピー、非表示、複数印刷、複数選択等
17コピー&ペーストができる【初心者】ショートカットキー入門編!まずはこの3つ!コピー、切り取り、貼り付け
18検索と置換ができるワイルドカードの使い方を紹介。「を含む」という条件で関数や検索を利用する方法
19行や列を追加・削除・非表示にできる表の行と列のデータを入れ替えする方法を紹介。数式で参照させる方法も
20ショートカットキー「Ctrl+C、V、X」を使える【初心者】ショートカットキー入門編!まずはこの3つ!コピー、切り取り、貼り付け
21ショートカットキー「Ctrl+Z、Y」を使える【入門編】元に戻す・やり直すのショートカットキーの使い方
22ショートカットキー「Ctrl+A」を使えるセルをすべて選択する「Ctrl+A」キーのショートカットキーの使い方を紹介
23値のみ貼り付けする値のみを貼り付ける方法とショートカットキーの使い方を紹介!
24数式のみ貼り付けする
25画面を拡大/縮小する画面を拡大/縮小するショートカットキーの使い方。マウス操作も解説
26セルを結合するセルの結合」と「結合の解除」のショートカットキーを紹介。Altキーの時短テク

経理職の私独断のリストなので、少し厳しめかも。でも全員使えて欲しいスキルです!

エクセルの中級レベルの具体的なスキル

次は、Excelの初心者を卒業したExcel中級レベルの操作・スキルを紹介します。

このレベルは、SUMIF関数などを使って条件に応じて集計したり、データから必要なものを抽出することができるレベルです。

また、「Ctrl」キーを使ったショートカットキーも利用するようになり、作業速度が人並み以上に早くなってくる段階です。

番号    スキル・操作    関連リンク記事
1Ctrlと矢印キーでセルを素早く移動する【ショートカットキー】アクティブセルを素早く移動する方法
2VLOOKUP関数が使える【初心者向け】エクセルのVLOOKUP関数(ブイルックアップ)は縦方向検索で抽出
3SUMIF関数が使える条件に合う数値を合計するSUMIF関数の使い方。パターン別の集計方法を解説
4COUNTIF関数が使えるCOUNTIF関数でセルの数を以上、以下、より上、未満、の検索条件でカウントする方法
5ショートカットキー「Ctrl+D」が使える【ショートカット】『Ctrl+D』キーは多機能!「上のセルのコピペ」「複製」「削除」「お気に入り」
6ショートカットキー「Ctrl+N」が使える「Ctrl+ N」と「Ctrl+Shift+N」のショートカットキーを紹介。新規作成の時短ワザ!
7ショートカットキー「Ctrl+O」が使える【時短テク】お気に入りのファイルを最速で開く6つの方法。パソコン起動時に自動も!
8ショートカットキー「Ctrl+F」が使える
9ショートカットキー「Ctrl+H」が使える
10表にフィルターを設定するショートカットキーでフィルターを設定&解除する方法。昇順や降順のショートカットも
11LEFT、RIGHT、MID関数を利用する文字列を抽出するMID関数、LEFT関数、RIGHT関数の使い方
12F4キーの機能を理解している(前回操作繰り返し、絶対参照)ファンクションキー【F4】で繰り返し作業を時短!!直前作業の自動記録を使う!
13循環参照エラーを解決する
14クイックアクセスツールバーを利用するクイックアクセスツールバーにコマンドを登録する方法。ショートカットキーとしても利用!
15重複データを検索・削除する重複データを確認する4つの方法。COUNTIF関数やピボットテーブルでも可能
16プルダウンリストを設定するプルダウンリストを設定する方法。追加、削除、解除の方法を丁寧に解説
17テキストやCSVをエクセルに取り込む『うまく表示出来ない?』CSVをエクセルに取り込むと改行されてしまう場合の解決方法
18置換機能を使って数式を修正する
19日付を表示を変更する日付から曜日を自動で入力する3つの方法。(土)や土曜日など10パターンの変換
20数値の先頭に0を表示する数値の先頭に0(ゼロ)を表示させる5つの方法。アポストロフィーや文字列を利用
21小計機能を利用する
22アウトラインを設定する行や列をグループ化して折りたたんで非表示に!アウトライン機能の活用術
23PDFに変換する【ショートカットキー】ExcelファイルをPDFに最速で変換する簡単な方法。PDF変換ボタンを設置!
24画像をトリミングする画像をトリミング(切り取り)する方法。斜めのトリミングも解説
25図の貼り付け、リンクされた図の貼り付け「(リンクされた)図の貼り付け」のショートカットキー!表を上下に最速で並べるテク
26シートを別のExcelブックにコピーするシートを別のブックにコピーする最速の方法。複数シートの方法も紹介。
27複数シートの値を串刺し演算できる複数シートを串刺し集計!SUM関数の挿入手順を解説
28条件によって自動でセルに色を付ける空白セルを自動で色付けする方法!目立たせて入力漏れを防止
29印刷にヘッダー/フッターを設定する全シートのヘッダー/フッターを同時にまとめて削除&変更する方法を紹介
302つのExcelブックを左右に並べて作業するブックやワークシートを左右に並べて表示!PDFの左右の並べ方も紹介

このリストの7割ぐらい出来るのなら、十分エクセルは使えるレベルだと思うよ

エクセルの上級レベルの具体的なスキル

最後に上級レベルの具体的なスキルを紹介します。

各々利用しているスキルが異なるため、必ずしもこれができればExcelをマスターしたという基準があるわけではありません。

しかし、この「上級レベル」は、マウス操作を極力減らし、キーボード操作を中心に作業するものが多いのが特徴です。

また、マクロを使って作業を自動化したり、ピボットテーブルを使った集計、関数の中に関数を挿入する入れ子(ネスト)というテクニックも利用します。

さらに、Microsoft365のサブスクで最新のExcelバージョン使っている場合は、XLOOKUP関数やSUMIFS関数なども利用します。

番号  スキル・操作     関連リンク記事
1特定の文字を含むデータを検索・置換するワイルドカードの使い方を紹介。「を含む」という条件で関数や検索を利用する方法
22段階プルダウンを設定する2段階プルダウン(ドロップダウン)の作成方法!2つを連動させて選択数を削減
3チェックボックスを挿入するチェックリスト表の作り方と手順を紹介。テンプレートのダウンロード方法も
4PDFなどのリンクを埋め込むExcelにPDFファイルを貼り付ける方法!画像化、アイコン、テキストリンクなどの4つの貼り付け方法
5Altキーをショートカットに利用するクイックアクセスツールバーにコマンドを登録する方法。ショートカットキーとしても利用!
6データベース関数(DSUM、DCOUNTA)が使えるDSUM関数を使って、複数条件で合計を求める方法。OR条件やAND条件での使い方
7関数の中に関数を組み合わせして利用するVLOOKUP関数とIF関数を組み合わせた3つの使い方!抽出値をIF関数で変換!
8IF関数で複数条件を設定するIF関数で4つ以上の複数条件で利用する手順を紹介。入れ子(ネスト)を使う!
9VLOOKUP関数で複数条件を設定するVLOOKUP関数で複数の条件で検索し抽出!3つ以上も可能な方法
10XLOOKUP関数を利用するXLOOKUP関数の使い方を初心者向けに紹介。表から検索値を抽出する方法
11ウォーターフォールグラフを作成するウォーターフォールグラフ(滝グラフ)の作り方。増減を階段式に表す
12フラッシュフィルを利用するフラッシュフィルの使い方を紹介。規則性を読み取って自動入力する時短ワザ!
13オートフィルを利用するアルファベット(A、B、C・・)の連続データを作成。オートフィルの使い方を解説
14アプリケーションキーをショートカットに利用するアプリケーションキーをショートカットキーに利用して時短する方法を紹介
15テーブル機能が使えるテーブル機能の使い方とメリットを紹介。Excelの作業をもっと楽に!
16パワークエリを使える
17スピル、動的配列を利用する
18ピボットテーブルを利用する【基本~実践~応用編】ピボットテーブルの使い方!作成から分析まで丁寧に解説!
19マクロの記録を使って、マクロを作成できる【初心者向け】マクロの使い方と手順を紹介。自動化の実例と基本操作を解説
20VBAでマクロを作成する複数のセルを結合しても文字を残す!初心者でも作成できる手順を解説!

VBAでマクロをオリジナルで作成できたらExcelマスターにかなり近い!

エクセルのスキルチェック表(100点満点中)

上で紹介したスキルの中で特に重要なものを抜粋した、『スキルチェック表』を紹介します。

2分もあれば自分の実力を判断することができるので、エクセルのスキルチェック表で100点満点中いくら採れるか試してみましょう。

特に、新入社員や社員採用時に力量を計る時に利用することができるので、活用してください。

番号スキル・操作点数
1印刷範囲を1ページ内に調整する1
2ファイルにパスワードを設定する1
3基本的な関数を使える(SUM,IF,ROUND関数)1
4数式で絶対参照と相対参照を使い分けできる2
5棒グラフ、円グラフを作成する2
6検索と置換ができる2
7「Ctrl」を使ったショートカットキーを5個利用している2
8「Ctrl」を使ったショートカットキーを10個利用している5
9貼り付け方法を自在に変更できる2
10Ctrlと矢印キーで表内のセルを素早く移動する1
11定番の関数が使える(VLOOKUP、SUMIF、COUNTIF)3
12表にフィルターを設定する2
13F4キーの機能を理解している(前回操作繰り返し、絶対参照)2
14循環参照エラーを解決する2
15クイックアクセスツールバーを利用する2
16重複データを検索・削除する2
17テキストやCSVをエクセルに取り込む2
18置換機能を使って数式を修正する2
19セルの数値の先頭に0を表示する2
20図の貼り付け、リンクされた図の貼り付け3
21条件によって自動でセルに色を付ける3
222つのExcelブックを左右に並べて作業する2
23特定の文字を含むデータを検索・置換する3
242段階プルダウンを設定する3
25Altキーをショートカットに利用する4
26データベース関数(DSUM、DCOUNTA)が使える3
27関数の中に関数を挿入して利用する4
28IF関数で3つ以上の複数の条件で利用できる2
29XLOOKUP関数を利用している4
30フラッシュフィルを利用する3
31オートフィルを利用する3
32アプリケーションキーをショートカットに利用する3
33ピボットテーブルを利用する3
34マウス操作を使わず、ほぼキーボードで操作している5
35マクロの記録を使って、マクロを作成できる4
36VBAでマクロを作成する10

印刷できるように、画像版のスキルチェック表も紹介します。

エクセルに関連する資格

Excelのスキルを確認する別の方法としては、資格を取得する方法もあります。

例えば、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の資格は、「一般レベル」と「上級レベル(エキスパート)」に分かれていて、実力にあった試験に挑戦することができます。

しかし、私の経験から言うと、MOSを取得したからといって、Excelが使えるレベルになるというわけではありません。

やはり、職場などの実践で鍛えたExcelスキルこそがExcelの能力を上げることに直結します。