【エクセル】SUM関数のショートカットキー『Shift+Alt+=』で表を簡単に集計する方法

エクセルのSUM関数のショートカットキー、Shift+Alt+=の使い方

Excel(エクセル)の表で合計を出したい時は、SUM関数を使うことが多くなります。

SUM関数は、下の図の「ホーム」タブの「合計」ボタンや「オートSUM」を用いたり、セルや数式バーに関数を直接入力する人が大半だと思います。

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SUM関数の挿入する方法1:「合計」ボタン
「合計」ボタン
SUM関数の挿入する方法2:「オートSUM」
「オートSUM」
SUM関数の挿入する方法3:関数を直接入力
関数を直接入力

しかし、SUM関数にはショートカットキーが存在しています。

エクセルの上級者は必ずといっていいほど、このショートカットキーを多用しています。皆さんもぜひ実践に取り入れてみて下さい。

SUM関数の使い方(セルに直接入力)

ショートカットキーの紹介の前に、SUM関数を直接セルに入力する使い方を紹介します。

まず、セルに「=SUM(」と入力します。

SUM関数の使い方(手順①)
SUM関数の使い方(手順①)

次に、カーソル操作で合計したいセル範囲(C3セルからE3セル)を選択します。

キーボード操作でセルを選択する場合は、左矢印を使ってC3セルまで移動してから、「Shift」キーを押しながらE3セルまでセル範囲を選択します。

SUM関数の使い方(手順➁)
SUM関数の使い方(手順➁)

「Enter」キーを押すとSUM関数が確定されます。セルの右下にカーソルを合わせると、十字マークが表示されるので、カーソル操作で下にドラッグしてSUM関数をコピーします。

SUM関数の使い方(手順③)
SUM関数の使い方(手順③)

罫線や色などの書式までコピーしてしまわないように「オートフィルオプション」を利用します。

一番下のセルの「オートフィルオプション」ボタンをクリックして「書式なしコピー」にチェックを入れます。

SUM関数の使い方(手順④)
SUM関数の使い方(手順④)

下の図のように、F3セルからF6セルまでSUM関数を挿入することが出来ました。

SUM関数の挿入が完了
SUM関数の挿入が完了

SUM関数のショートカットキーのキーボード配置

SUM関数のショートカットキーのキーボード配置
SUM関数のショートカットキーのキーボード配置

SUM関数のショートカットキーは、「Shift」キー「Alt」キー「=」キーを同時押しすることで利用することが出来ます。

ShiftAlt

キーを押しづらく感じるかもしれませんね。

「Shift」キー「Alt」キーは左手の指で、「=」キーは右手の指で押さえましょう。

SUM関数のショートカットキーの使い方

それでは、SUM関数のショートカットキーを実際に使ってみましょう。

まず、SUM関数を挿入したいセル範囲を選択します。下の図ではF3~F6セルを選択しています。

SUM関数のショートカットキーを使う手順①
SUM関数のショートカットキーを使う手順①

セルを選択したままの状態で、「Shift」キー「Alt」キー「=」キーを同時押しします。

SUM関数のショートカットキーを使う手順➁
SUM関数のショートカットキーを使う手順➁

同じ行や同じ列のセルに数値が入力されていれば、自動で計算範囲が判断されてSUM関数が挿入されます。

SUM関数のショートカットキーを使う手順③
SUM関数のショートカットキーを使う手順③

表全体にSUM関数を一瞬で挿入する方法

このショートカットキーが最も有効な使い方を紹介します。

表の縦の合計と横の合計を一瞬で計算
表の縦の合計と横の合計を一瞬で計算

表の縦の合計と横の合計を表すために赤枠の位置にSUM関数を挿入したいことはよくあります。

こんな時に、SUM関数のショートカットキーが大活躍します。

まず、表全体を選択します。表に隣接しているセルにデータが入っていなければ、「Ctrl」+「A」のショートカットキーを使うと素早く行えます。

表全体を選択
表全体を選択

選択した状態のままで、「Shift」キー「Alt」キー「=」キーを同時押しします。そうすると、SUM関数が表の右端にも最下行にも挿入されます。

罫線などの書式も崩れずにSUM関数が一瞬で挿入出来るって便利だよね!

表にSUM関数が挿入される
表にSUM関数が挿入される

空白セルがある場合のショートカットキーを使い方

表に空白セルが混ざっている場合は、ショートカットキーを使うときに少し注意が必要です。

空白セルがある状態で、SUM関数のショートカットキーを使うと空白セルの手前までしか合計してくれません。

SUM関数のショートカットキーは空白セルの手前までが合計される
SUM関数のショートカットキーは空白セルの手前までが合計

だからといって、SUM関数のショートカットキーを使うのをやめないでくださいね。

SUM関数のショートカットキーを使ってから「Enter」キーで関数を確定する前に、キーボード操作で「Shift」キーを押しながらC4セルからF4セルまでセル範囲を指定すれば引数を簡単に修正することが出来ます。

Shiftキーを押しながらセル範囲を指定
Shiftキーを押しながらセル範囲を指定

空白セルがあっても、SUM関数のショートカットキーは十分役に立ちます。

空白セルがある状態でSUM関数のショートカットキーを利用
空白セルがある状態でSUM関数のショートカットキーを利用

SUM関数が上手く挿入出来ない場合

SUM関数のショートカットキーを使っても、下のように自動で計算範囲が選択されない場合があります。

SUM関数のショートカットキーが上手くいかない
SUM関数のショートカットキーが上手くいかない

合計したいセル範囲をカーソル操作などで手動で選択しても、下の図のように合計が「0」と表示されてしまいます。

SUM関数の結果が「0」と表示
SUM関数の結果が「0」と表示

このような場合は、数値が入力されているセルの書式設定(表示形式)が「文字列」になっていないか確認しましょう。

「文字列」は数値として取り扱われませんので、表示形式を「標準」に変更しましょう。

セルの書式設定(表示形式)を「文字列」から「標準」に変更
セルの書式設定(表示形式)を「文字列」から「標準」に変更

SUM関数に限らず、数式が上手く反映されない場合の対処方法は、以下のリンク記事で詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。

複数シートをSUM関数で串刺し集計

SUM関数の使い方の応用編として、「串刺し集計」という使い方があります。

『串刺し集計』とは、エクセルの複数のワークシートの同じ位置のセルを集計することを言います。

下の図では、『1月』『2月』『3月』『4月』のワークシートのC3セルの合計値を、SUM関数と『串刺し集計』を使って、『1~4月合計』シートのC3セルに表示しています。

SUM関数で串刺し集計
SUM関数で串刺し集計

下のリンク記事で使い方を詳しく紹介していますので、SUM関数の使い方の幅をさらに広げてみましょう。