【ビッグモーター】ホームページに『顧客満足度NO.1』?誤解を与える多くの掲載が未更新

保険金不正請求をきっかけに経営危機に陥っている中古車販売大手ビッグモーター(BIGMOTOR、BM)。

店舗を次々に閉鎖し、本社を店舗に移転するなど事業の縮小を開始しています。

さらに、2回目の銀行団との協議や会社の身売りも検討し、ビッグモーターは不祥事から大きく状況が変わってきています。

不祥事から2か月後の現在、ビッグモーターのホームページを見ると、消費者に誤解を与えると思われる掲載がたくさん見受けられます。

今回は、ビッグモーターのホームページでユーザーを誤解させる6つの記載内容と、この消費者に誤解を与えそうな表示が律に違反していないかを紹介します。

ホームページ見た人によっては、『嘘つき!』って声も出てきそう・・・

ビッグモーターのホームページの掲載内容が事実と異なる5つの点

それでは、「ここ違うんじゃない!?」と、つっこみたくなるホームページの内容をさっそく紹介していきます。

ビッグモーターの『顧客満足度NO.1』の表示

Googleで『ビッグモーター 販売実績』というキーワードで公式サイトを検索します。(検索日:23年9月24日)

そうすると、サイト説明には、下のように紹介されています。

ビッグモーターの公式HPのサイト説明
ビッグモーターの公式HPのサイト説明

『ビッグモーターが誇る豊富な自社在庫からお車を選ぶことができます!中古車販売顧客満足度No.1だから年間販売台数13万台の圧倒的販売実績!あなたにぴったりの車が…』

ビッグモーターは『中古車販売顧客満足度No.1』と堂々とサイト説明に表示していますが、ビッグモーターの売買トラブルは年々増加しています。

そのため、消費者庁は2023年9月5日、ビッグモーターに関するトラブル相談の件数とその内訳をホームページで公表したことからも、満足度が日本一なはずはありません。

消費者庁に寄せられた苦情の内容は以下で紹介していますので、興味のある方は覗いてみて下さい。

こんなサイト説明入れたらダメじゃないか?高齢者の方とか騙されそう。

ビッグモーターの『自社在庫5万台』の表示

今度は、Googleで『ビッグモーター 在庫数』というキーワードで公式サイトを検索します。(検索日:23年9月24日)

そうすると、サイトのサブタイトルには、『中古車検索「全国5万台の自社在庫」から探せる』と紹介されています。

ビッグモーターの公式HPの在庫に関する説明
ビッグモーターの公式HPの在庫に関するサイト説明

ビッグモーターの代名詞といえば、「在庫5万台」ですが、今の在庫数は大幅に減少している疑惑があります。

その原因は、ビッグモーターが、ビッグモーターの子会社「ミライブ」(MIRIVE)を使って、買取した車をオークションで売却し続けているためだと判明しています。

一体どのくらい在庫は減少しているか、正確な数は調査しても判明しませんでした。

しかし、ビッグモーターの公式サイトで購入できる中古車を検索しても2万4千台しか表示されないことから、2万台前後の在庫を減らしていると予想しています。

ビッグモーターの在庫数については以下の記事で紹介しています。興味のある方は覗いてみて下さい。

店舗に行ったら半分しか商品が無いっていうのも問題だと思うんだけど・・・

ビッグモーターの『買取台数6年連続日本一』の表示

今度は、Googleで『ビッグモーター 販売実績』というキーワードで公式サイトを検索します。(検索日:23年9月24日)

そうすると、サイトのサブタイトルには、「買取台数6年連続日本一」と紹介されています。

ビッグモーターの公式HPの買取実績に関するサイト説明
ビッグモーターの公式HPの買取実績に関するサイト説明

ビッグモーターは不祥事により23年8月度の販売台数は、前年同月比で7割以上減少していると報道されています。

また同様に、買取台数も約5割に減少しているので、買取台数が今でも日本一なのかは疑問です。

不祥事が起きた後に、「日本一」を表示するのはどうかと思うけど。

ビッグモーターの『車検価格満足度日本一』の表示

ビッグモーターの「安心BIG車検」の紹介ページには、「車検価格満足度日本一」と記載されています。

ビッグモーターの公式HPの車検に関するサイト説明
ビッグモーターの公式HPの車検に関するサイト説明

この売り文句には、「※1」の注釈が付いていて、『中古車販売店にて、直近6年以内に車検を実施した20-40代男性に対する車検満足度調査/2022年5月TPCマーケティングリサーチ株式会社調べ』とページの一番下に補足されています。

ビッグモーターの『車検価格満足度日本一』についての注釈文
ビッグモーターの『車検価格満足度日本一についての注釈文

外部のリサーチ会社が調べているので、その調査結果が本当なのか確認するすべはありません。

しかし、あくまでも直近6年の車検に対しての満足度調査であり、さらに、2022年5月調べと1年アップデートされていない状態です。

ビッグモーターが車検についても不正が発覚している現状を見ると、本当かどうか疑わしいです。

このように世間を騒がせている状況で、古いサンプルデータを使って車検価格No.1を誇張するのは問題ではないでしょうか。

参考記事:読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20230815-OYTNT50005/

マーケット会社も依頼された会社のNO1を見つけるために、いろんな手を使っていそう。

ビッグモーターの『従業員数』の表示

ビッグモーターの会社概要のページでは、従業員が『6000名(2021年2月時点)』と記載され知恵ます。

ビッグモーターの公式HPの従業員数に関するサイト説明
ビッグモーターの公式HPの従業員数に関するサイト説明

しかし、23年1月から23年3月の3か月間で、ビッグモーターの社員は1000人」が退職しています。

きっかけは、22年に損保大手3社が連名でビッグモーターに対し、「自動車修理に関する実態確認のお願い」という要請文書を提出したことで、不正発覚をおそれた社員が一斉に退職したようです。

ビッグモーターがマスコミに謝罪会見を行ったのが、23年7月ですので、退職者数に歯止めがかかるとも思えません。

さらに、6,000人というのは21年2月時点の従業員数です。

もちろん、人員補充を一部では行っているでしょうが、事業規模を縮小を図っているので、6,000名いるとは考えづらいです。

2年7カ月以上前の従業員数をホームページに載せ、会社の規模感を実際と異なるように表示するのも問題がありますと思います。

1年1回は従業員数を更新するのが普通だよね。

ビッグモーターの『会社沿革』の表示

ビッグモーターのホームページには、1976年から現在までの会社沿革が紹介されています。

ビッグモーターの公式HPの会社沿革に関するサイト説明
ビッグモーターの公式HPの会社沿革に関するサイト説明

ビッグモーター店舗がオープンしたことを細かく記載されていませんが、閉店の情報は一切紹介されていません

ビッグモーターは不祥事により、店舗の統廃合を進めていて、23年8月には4店舗を閉店しています。

しかし、23年8月の沿革の記載はないので、これらも消費者に誤解を招く沿革になっています。

良いとこだけを載せているので、嘘っぽく見えてしまう・・

ビッグモーターの『出店候補地の募集』の表示

ホームページの一番下には、『出店候補地募集中』の案内が表示されています。

ビッグモーターの公式HPの出店候補地に関するサイト説明
ビッグモーターの公式HPの出店候補地に関するサイト説明

しかし、ビッグモーターは記者会見以降、予定していた新規オープンを次々に中止している状況です。

ビッグモーターのホームページからも、新規オープンのお店の情報は削除されています。

この経営危機に落ちっている状態で新規店舗を予定していないのであれば、このような表示は控えた方が良いいと思います。

ホームページではマイナスな要素を出したくろうけど、さすがにね・・

誤解を招く表示は違反になる可能性も

ホームページで、「少しでも自社の製品を良く見せたい」という想いは誰もが持っていると思います。

その表示を取り締まるために、景品表示法という法律があります。

景品表示法とは、日本において景品や賞品の引換券などを提供する場合に、その内容や条件を明確に表示することを定めた法律です。

正式名称は、不当景品類及び不当表示防止法と呼ばれ、景品表示法に基づき表示しなければならない項目が規定されており、この法律に違反すると、罰則が科せられることがあります。

今回紹介したビッグモーターのホームページの例は、商品自体の表示内容を誤魔化しているわけではないので、この法律に触れる可能性は少ないと思います。

ただ、これだけ世間を騒がせている会社なので、今まで使っていたキーフレーズや売り文句などは修正するべきかと思います。

不祥事対応で忙しいんだろうけど、誤解する人が生まれないためにも修正してほしい。

まとめ

ビッグモーターは、創業者の兼重宏行氏息子の兼重宏一副社長が辞任して2か月が経過しました。

「倒産」「つぶれる」といわれながらも、再建の道筋を必死に探しているようです。

再建計画を立てる前に、新たな顧客から苦情などが発生しないよう、ホームページの内容も修正してほしいものです。