【ビッグモーター】在庫数が急激に減少!子会社ミライブでオークションを使って現金化

保険金不正請求問題をきっかけに経営危機に陥っている中古車販売大手ビッグモーター(BIGMOTOR、BM)。

店舗を次々に閉鎖し、本社を店舗に移転するなど事業の縮小を開始しています。

さらに、2回目の銀行団との協議も実施し、会社の身売りも検討していることが分かりました。

そんな状況の中、「ビッグモーター店舗に展示されている中古車が減っている」、「敷地がスカスカ」という声が上がっています。

ビッグモーターの代名詞といえば、「在庫5万台」。しかし、とてもそれだけの在庫数が展示されているとは思えません。

その原因は、ビッグモーターが、ビッグモーターの子会社「ミライブ」(MIRIVE)を使って、買取した車をオークションで売却し続けているためだと判明しました。

一体どのくらい在庫は減少しているのか。

今回の記事では、以下の内容をお届けします。

ポイント

・ビッグモーターの在庫数はいくら減少しているのか

・子会社『ミライブ』はどんな会社

・在庫を減らすビッグモーターの狙いは?

・この時期に中古車を購入するのは「ハズレ」か?

ビッグモーターの中古車が市場に大量に出回っている、というお話です。

ビッグモーターといえば『全国5万台の自社在庫』

ビッグモーターと言えば、「全国5万台の自社在庫」が決まり文句です。

不祥事が起きて2か月がたった今でも、サイトのサブタイトルとして表示されます。

Googleでビッグモーターを検索(9月23日現在)
Googleでビッグモーターを検索(9月23日現在)

さらに、「中古車販売顧客満足度NO.1」というサイトの説明文も変更されていません。

商品やサービスについての、うそや大げさな表示を不当表示といいますが、景品表示法に違反していそうなサイト説明です。

ビッグモーター問題を知らない人がこのサイト見たら、騙されちゃうよね・・。

さらに店舗には、「見て、さわって、選べる自社在庫50,000台」との看板もあります。

ビッグモーターの看板に在庫5万台の表示
ビッグモーターの看板に在庫5万台の表示

ビッグモーターにとって、「在庫5万台」は自社の代名詞であり、売り文句なのでしょう。

今の在庫数が違うなら看板取り替えないとダメじゃないの・・

ビッグモーターの現在の在庫数

現在、ビッグモーターが取り扱っている中古車の在庫数はいくらなのでしょうか。

正確な数値は判明しませんでしたが、ビッグモーターのHPからそのヒントがありました。

ホームページでの検索数は2万5千台

ビッグモーターのトップ画面から、検索条件は空白のまま、「検索する」をクリックしてみます。(検索日:23年9月23日)

ビッグモーターの車両の検索画面
引用元:https://www.bigmotor.co.jp/

そうすると、検索画面の左上に「24,731台」との結果が表示されます。

つまり、現在、販売できる状態にあるビッグモーターの車両は約2万4千台ということになります。

ビッグモーターの取り扱っている車両数を検索
引用元:https://www.bigmotor.co.jp/

もちろん、これ以外にも整備中の車両や、サイトに掲載していない販売車もあるでしょうが、その台数が数万台あるとは考えられません。

そのため、ビッグモーターの車両は5万台から2万4千台へと半減していることが分かります。

引用元:ビッグモーターのホームページ
https://www.bigmotor.co.jp/

在庫数は刻々と変化するので、読者の皆さんも上のサイトから検索数を閲覧してみてね。

ビッグモーターの売上台数は不祥事前から7割減少とも報じられています。

そのため、在庫を子会社『ミライブ』を使ってオークションで売却し、資金を捻出しようとしているようです。

ビッグモーターに足を運ぶ人はいないだろうから、自社だけでは在庫が減らないんだろうね。

ビッグモーターの子会社『ミライブ』でオークションに出品

あまり知られていませんが、ビッグモーターには子会社が複数社存在します。

その中でも、「中古車オークション会場の運営」を事業にしている『ミライブ』(MIRIVE)という子会社を持っています。(旧社名:BCN)

この会社が、頻繁に事業者向けにオークションを開催し、中古車を市場に売りさばいています。

ビッグモーターの子会社『MIRIVE』
引用元:https://www.goonews.jp/news_img.php?category=auto&id=4487

個人向けのオークションじゃないってところがポイントだね。

子会社『ミライブ』はオークション会社

ミライブのホームページにアクセスすると、『オークションのご案内』が大きく表示されています。

定期的に、『大阪』『愛知』『埼玉』でのオークション開催が案内されています。

8月には、愛知会場で2,339台、大阪会場で2,846台、埼玉会場で4,634台が出品されています。

例年より明らかに多い台数になっていて、どの会場も昨年同月と比べても1,000台ほど多いそうです。

つまり、ビッグモーターが借入金を返済するため、在庫を売りさばいて現金化を急いでいるということです。

参照元:ミライブのホームページのURL
http://www.mirive.co.jp/

今中古車を買うと、ビッグモーターの車が当たる可能性が高そうだね。

オークションの様子(写真画像)

下の画像は、ミライブ愛知会場のセリの様子です。

成約率は約60%近くあるそうなので、ビッグモーターの車両もこのように売却されていっているのでしょう。

MIRIVE(ミライブ)愛知会場のせりの様子
引用元:https://www.goonews.jp/smp/news_detail.php?id=9276

有料会員限定で事業者向けオークションなので一般人は見られる光景じゃないね。

ミライブの社長は伊藤文彦氏

ミライブの社長は、伊藤文彦さんという方で、大阪府高石市生まれの63歳です。

ミライブ社長の伊藤文彦氏
ミライブ社長の伊藤文彦氏 引用元:https://www.goonews.jp/news_detail.php?view=auto&id=4487

ビッグモーターの出向者や役員なのか調査してみましたが、詳しくは分かりませんでした。

2014年1月、当時53歳にアパレル会社からミライブ(当時:社名BCN)に転職された方のようです。

【プロフィール】
1960年2月25日大阪府高石市生まれ、55歳。国内大手スポーツ会社、アパレル会社を経て2014年1月からBCNへ。2014年6月に旧BCN社長に就任。趣味はギター演奏。

ビッグモーターが現金化したい金額を予想

ビッグモーターは現金化を急いでいるようですが、いくらの現金化を目標にしているのでしょうか。

8月にビッグモーターは複数の銀行団に借入金90億円の借り換えを要請していました。

結果は、銀行団に断わられたわけですが、90億円をすぐに返済出来ない状況にあるのは間違いありません。

そのため、90億円以上の現金を用意しておきたいはずです。

仮に、20,000台の中古車を損切覚悟の単価60万円で売却すれば、現金化できる金額は120億円です。

売却成立直後は売掛金で計上されて、その数か月後に入金されるので、なおさら売却を急いでいる可能性があります。

本社も移転するくらい資金に苦しんでいるから、相当焦っていると思う

今、中古車を購入すると「ハズレ」なのか?

SNSでは、「中古車を買うとビッグモーターの車が当たってしまいそう」という不安な声が上がっています。

実際、今中古車を購入すると、ビッグモーターが買い取った中古車に当たる可能性はあるそうです。

しかし、販売店さえしっかりしていれば、売却前に整備してくれるので、心配は不要なようです。

中古車の落札価格が下落中

中古車競売大手のUSSによると、2023年7月の中古車の平均落札価格は、前年同月比で106万円と約8%下落したそうです。

前年同月は、半導体不足で新車が不足していたため、中古車の需要が高まり価格が上昇していたそうですが、今は下落傾向です。

さらに、ビッグモーターの不祥事により、中古古車の需給が減少していき、中古車価格の下落が続く可能性があるでしょう。

そのため、価格だけの面で見れば、中古車を安く買うのであれば、今が最適なのかもしれません。

金銭的な問題があるけど新車を購入した方がいいと思う。昔中古車買ってすぐに壊れたことあるので・・・

まとめ

ビッグモーターは、創業者の兼重宏行氏息子の兼重宏一副社長が辞任して2か月が経過しました。

「倒産」「つぶれる」といわれながらも、再建の道筋を必死に探しているようです。

再建計画を立てる前に、消費者庁に寄せられている売買トラブルの問題や、兼重宏一氏のパワハラの問題などを先に原因を究明し、謝罪する方が優先かと思いますが・・